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高速道路で故障・パンク・ガス欠したら — 命を守る手順・連絡先・費用の目安

公開: 2026-07-20 / 更新: 2026-07-23

維持費のイメージイラスト

高速道路上の停止車両への追突事故は毎年起きており、故障そのものより「止まった後の行動」が命に関わります。この記事では、高速道路で車が動かなくなったときの安全確保の手順、連絡先、ガス欠・パンクへの対応、ロードサービスの費用感までをまとめます。いざという時のために、最初の5ステップだけでも覚えておいてください。

まず安全確保 — 命を守る5ステップ

  1. ハザードランプを点灯し、後続車に異常を知らせながら減速する
  2. 路肩(できれば非常駐車帯)に停止する。本線上で止まってしまった場合も、無理に車内に留まらない
  3. 発炎筒と停止表示器材(三角表示板など)を車の後方に置く。後続車から見える位置に、できるだけ手前から気づいてもらえるように設置します。設置・回収時は車道側を歩かないこと
  4. 全員がガードレールの外など安全な場所に避難する。車内や車の前後で待つのは、追突されたときに最も危険です
  5. 避難した安全な場所から通報する(連絡先は後述)

停止表示器材は「表示義務」がある

高速道路(高速自動車国道・自動車専用道路)で故障などのやむを得ない事情で停車する場合、停止表示器材を後続車から見える位置に表示することが法律上の義務です。表示しないと「故障車両表示義務違反」として違反点数・反則金の対象になります。三角表示板を車に積むこと自体は義務ではありませんが、表示義務を果たすには積んでいる必要があるため、高速道路を使うなら実質必携です。カー用品店や通販で数千円程度から購入できます。近年は国の基準に適合した紫色のLED非常信号灯も停止表示器材として使えるようになっています。

どこに連絡する?

連絡先内容
非常電話本線上に約1kmおき(トンネル内は約200mおき)に設置。受話器を取るだけで道路管制センターにつながり、場所も伝わります
道路緊急ダイヤル #9910携帯電話から24時間・通話料無料で道路管理者につながります。路上の落下物を見つけたときの通報先でもあります
110番・119番事故が起きた場合・負傷者がいる場合。事故当事者になったときの義務と流れは交通事故の対応手順を参照
ロードサービスJAF(短縮ダイヤル #8139)や任意保険付帯のロードサービス。車の移動・応急作業を手配します

本線上の停止車両は二次事故につながるため、まず道路管理者への連絡(非常電話・#9910)を優先しましょう。連絡すると交通管理隊などが現場の安全確保に駆けつけてくれます。路肩に約100mおきにあるキロポスト(距離標識)の数字を伝えると、位置が正確に伝わります。

ガス欠は「違反」になる

高速道路では、燃料切れで止まること自体が交通違反(高速自動車国道等運転者遵守事項違反)になり、違反点数・反則金の対象です。運転者には高速道路に入る前に燃料・冷却水・オイルなどを点検する義務があるためです。

  • 高速道路にはガソリンスタンドの空白区間が150km以上続く路線もあります(地方部に多い)。残量が半分を切ったら次の給油所があるSA/PAで入れるくらいの余裕を持ちましょう
  • 電気自動車も同様に、充電残量と充電器のあるSA/PAの位置を事前に確認しておくと安心です

パンクしたら — 高速道路上での自力交換はしない

路肩でのタイヤ交換は、すぐ横を車が高速で通過する非常に危険な作業です。高速道路上では自力交換をせず、安全な場所へ避難してロードサービスを呼ぶのが原則です。最近の車はスペアタイヤ非搭載(パンク修理キット搭載)のことも多く、キットでは対応できない損傷もあります。タイヤの空気圧不足はパンクやバースト(破裂)の主要因なので、月1回の空気圧チェックが最大の予防になります(タイヤの点検ポイントはこちら)。

費用の目安 — ロードサービスをどう使うか

手段費用のイメージ
任意保険付帯のロードサービス多くの契約で基本無料。レッカーは距離上限まで無料、ガス欠時の燃料お届け(年1回・10L程度まで等)が付くものもあります。回数・範囲は契約によります
JAF(会員)バッテリー上がり・パンク時のタイヤ交換など応急作業と一定距離のけん引が無料が基本(年会費が別途必要)
JAF(非会員)作業内容と場所により有料。高速道路上は割増料金で、けん引を伴うと数万円規模になることもあります

まず自分の任意保険にロードサービスが付いているか、レッカーの無料距離はどれくらいかを確認しておきましょう(自動車保険の選び方)。JAFと保険付帯サービスの違い・使い分けはロードサービスの使い方で詳しく解説しています。なお故障車をその場で修理できることは少なく、いったん最寄りのICやSAまで移動してからの対応になるのが一般的です。

予防 — 出発前点検は運転者の義務

高速道路を走る前の点検は法律上の遵守事項でもあります。長距離ドライブの前には最低限、次の4つを確認しましょう。

  • 燃料(充電)残量 — ルート上の給油・充電ポイントも合わせて確認
  • タイヤ — 空気圧・溝・ひび割れ(チェック方法)。高速走行はタイヤへの負担が最も大きい場面です
  • バッテリー — セルの回りが弱いなどの前兆サインがあれば出発前に点検を
  • エンジンオイル・冷却水 — 量の不足は高速走行での致命的な故障につながります(オイルの点検方法)

持ち物の確認まで含めた出発前の準備は帰省・長距離ドライブ前の点検チェックリストにまとめています。

まとめ

高速道路のトラブルで守るべき最優先は車ではなく人です。「ハザード → 路肩 → 発炎筒・停止表示器材 → ガードレールの外へ → 通報」の流れを覚えておき、三角表示板(またはLED非常信号灯)は必ず車に積んでおきましょう。ロードサービスは任意保険付帯のものでカバーできることが多いので契約内容の確認を。そして最大の対策は出発前点検です。

※違反点数・反則金・ロードサービスの料金や無料範囲は変更されたり契約により異なったりします。最新の正確な情報は警察・各道路会社・JAF・各保険会社の公式情報で確認してください。

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